トレイルカメラが捉えた!イノシシの群れがやってきた日

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はじめに

みなさんこんにちは!
兼業猟師の南沢エナトです!

8月に念願だった箱罠を購入して設置しました。

ところが、設置してしばらく経っても大きな動きはありません。

「まだ来ないなぁ」と思いながら、毎日のように見回りをしていました。

そんなある日、トレイルカメラを確認してみると――

来ていました。イノシシです!

しかも、今回は複数頭。

9月某日 イノシシの群れがやってきた

トレイルカメラの映像を確認すると、箱罠の近くにイノシシがやってきていました。

しかも、どうやら成獣だけではなく、若い個体も一緒にいるようです。

箱罠の周辺をうろうろしながら、中にある米ぬかが気になる様子。

「おっ、入るか?」

「もうちょっと……!」

と映像を見ながら期待したのですが――

結局、入りませんでした。

惜しい!

箱罠を警戒しているようにも見えましたが、餌にはかなり興味を示しているようでした。

今回は捕獲には至りませんでしたが、箱罠のすぐ近くまでイノシシが来ていることが分かっただけでも、大きな収穫です。

セミナー講師の言葉を思い出した

以前、狩猟のセミナーに参加したとき、

「箱罠を設置すると、成獣は警戒する一方、若い個体は比較的入りやすいことがある」

という話を聞いたことがあります。

今回の映像を見て、その話を思い出しました。

実際に今回、若い個体が箱罠の中を気にしているような様子が映っていました。

もちろん、今回の映像だけで「若い個体だから警戒心が弱い」と断定することはできません。

ただ、実際の野生動物の行動を映像で見ると、こうした話が少しずつ実感として分かってくるのが面白いところです。

トレイルカメラの有用性を実感

今回の撮影で、改めてトレイルカメラの有用性を実感しました。

何と言っても、「結果」だけではなく「そこに至る過程」が分かることです。

今回の結果だけを見れば、

「イノシシは捕獲できなかった」

それだけです。

しかし、トレイルカメラがあったことで、

  • イノシシが実際に来ていた
  • 複数頭で行動していた
  • 箱罠の近くまで来ていた
  • 餌に興味を示していた
  • 箱罠には警戒していた

ということが分かりました。

もしトレイルカメラがなければ、

「今日は捕獲できなかった」

という結果だけで終わっていたかもしれません。

逆に、もし捕獲できたとしても、

「なぜ今回は入ったのか?」

「単独だったのか、群れだったのか?」

といったことは、分からないままかもしれません。

さらに、動物がまったく来ないのであれば、

「そもそも箱罠を設置した場所は適切なのか?」

というところから考え直す必要があります。

そう考えると、

箱罠が「結果を取るための道具」だとすれば、トレイルカメラは「その結果に至る過程を見るための道具」

なのかもしれません。

今回、実際にイノシシが来ていることが確認できたので、箱罠の場所についてはひとまず大きく外してはいなかったのかな、と少し安心しました。

次回に向けて

① カメラの撮影時間を延長

今回のカメラの撮影時間は20秒でした。

ところが、20秒ではイノシシがまだその場にいるところで映像が終わってしまいました。

そこで今回は、撮影時間を2分に変更しました。

次回は、

「どこから来たのか」

「どのくらいその場にいたのか」

「どの方向へ帰っていったのか」

など、もう少し詳しく観察できればと思います。

単純に「来た・来ない」だけではなく、行動そのものを記録してみたいですね。

② くくり罠の併用も検討

今回、イノシシが箱罠のすぐ近くまで来ていたので、箱罠に入らなかった場合にも対応できないかと考えています。

メーカーさんからは、箱罠とくくり罠を組み合わせる方法についてアドバイスをいただきました。

ただ、くくり罠を使うとなると、箱罠だけの場合とは違った注意点もあります。

捕獲したイノシシが暴れれば周囲を荒らす可能性もありますし、逆にその場所を強く警戒するようになる可能性もあります。また、設置場所や方法によっては他の動物がかかってしまうことも考えなければなりません。

そのため、「とりあえず仕掛けてみよう」という段階ではなく、地域のルールや安全面を確認しながら、先輩猟師さんにも相談して検討していきたいと思います。

今回のトレイルカメラの映像を見る限り、イノシシが実際に箱罠の近くまで来ていることは分かりました。

「では、どうすれば捕獲につなげられるのか?」

これを考えるのも、狩猟の面白いところなのかもしれません。

③ 箱罠の足元について

箱罠の中に入る際、足元の感触を警戒する個体がいるという話も聞きました。

メーカーさんからもアドバイスをいただきましたが、コンパネなどを入れておくのもいいとのことです。ただ先輩猟師の方に聞くと、この地域では必ずしもそうした方法を取っているわけではないとのことでした。実際、入れておかなくても捕獲できているそうです。

このあたりも、実際の映像や先輩猟師の経験を参考にしながら、少しずつ勉強していきたいと思います。

再びやってくる可能性も?

先日、今回の映像を先輩猟師の方に見てもらいました。

すると、

「一度餌場として覚えると、また来ることがあるよ。頑張って。」

とのこと。

もちろん、野生動物の行動なので、次にいつ来るのかは分かりません。

今回も「もう少しだったのに!」という悔しさはありますが、逆に言えば、

「この場所にイノシシが来ている」

ということが確認できました。

捕獲できなかったからといって落ち込むのではなく、毎日の見回りと観察を続けていきたいと思います。

最後に

先日、家の田んぼもイノシシに荒らされてしまいました。

収穫直前まで育ててきた稲が被害に遭い、春から頑張ってきた米作りが最後の最後で台無しになる。

これは、本当にやるせないものがあります。

そして、これは米だけではありません。

野菜を育てても、最後に野生動物の被害に遭えば、

「もう作っても無駄なのではないか」

と思ってしまう農家さんがいても不思議ではないと思います。

行政が発表する農林業被害額の大きさにも驚きますが、数字には表れにくい農家の営農意欲への影響も、決して小さくないのではないでしょうか。

「このままではいけない」

そう思ったことも、私が狩猟免許を取得し、有害鳥獣の捕獲や狩猟を始めた理由の一つです。

まだまだ未熟な兼業猟師ですが、自分の住んでいる地域で少しでも鳥獣被害を減らすことができればと思っています。

そして今回のトレイルカメラの映像を見て、改めて思いました。

罠を仕掛けるだけではなく、野生動物が何をしているのかを観察することも、鳥獣被害対策の一部なのかもしれません。

これからも、箱罠とトレイルカメラの記録を続けていきたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

僕が実際に購入して使用しているトレイルカメラです。
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今回のような狩猟や登山、アウトドアの記録もブログで紹介しています。よかったらこちらもどうぞ。

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