はじめに
みなさんこんにちは!南沢エナトです!突然ですがYouTubeなどで登山の映像を見ていると登山者を空から映したシーンがあったりします。ドローンで撮影した映像を見ると、「すごい綺麗!」、「自分もドローンを飛ばしてみたい!」ってなりますよね。

そう思って調べてみると、出てくる疑問が、
「ドローンって免許や資格は必要なの?」
という疑問ではないでしょうか。
僕も最初はよく分かりませんでした。
というより、今でもドローンについて調べれば調べるほど、
「資格を持っているからといって、どこでも飛ばせるわけじゃないんだな……」
と思います(笑)。
ただ、先に言っておきます。
ちなみに僕はドローンの資格、無人航空機操縦者技能証明(二等)を持っていますが、「ドローンを操縦したい人全員が取ったほうがいい」とは思っていません。
せっかくなので今回は、資格を持っている立場から、
- ドローンに資格は必要なの?
- 資格が必要になるのはどんな人?
- 資格がなくても飛ばせるの?
- 資格を取るメリットは?
- 実際、取得するのは大変だった?
- 結局、どんな人が資格を取ればいいの?
ということを、自分の経験も交えながら考えてみたいと思います。
結論:ドローンを飛ばす人全員に資格が必要なわけではありません
まず結論から。
ドローンを飛ばすために、全員が無人航空機操縦者技能証明を取得しなければならないわけではありません。
ここは意外と知られていないところではないでしょうか。改正航空法が2022年12月5日から施行され、「無人航空機の操縦者技能証明制度(操縦ライセンス制度)」がはじまり、いわゆる国家資格となりました。このニュースを聞いて、
「ドローン=免許が必要」
と思っている人もいるかもしれませんが、実際にはそう単純ではありません。
飛行するドローンの重量や、飛行する場所・方法などによって、必要になる手続きや条件が変わってきます。
そして、ここがドローンのややこしいところ。
「資格が必要かどうか」と「その場所で飛ばしていいかどうか」は、別の話です。
僕自身、資格を取ってから改めてこのことを実感しました。
「資格がある=どこでも飛ばせる」ではありません
これ、かなり重要です。
僕は無人航空機操縦者技能証明(二等)を持っています。
だからといって、
「よし、これで山でも田んぼでも好きなところで飛ばせるぞ!」
……とはなりません(笑)。
ドローンには、資格とは別に、
- 一定の重量以上の機体では機体登録が必要
- 飛行場所
- 飛行方法
- 飛行させる条件
- 必要に応じた許可・承認
など、いろいろなルールがあります。
つまり、
資格を持っていることと、実際にその場所で飛ばせることは別問題
なんです。
ここを知らずに「資格を取れば自由に飛ばせる」と思ってしまうと、ちょっと違う話になってしまいます。
むしろ「資格を取ったらどこで何ができるようになるのか」を確認することが大切です。
そもそも「ドローンの免許」って何?
一般的には「ドローンの免許」と呼ばれることが多いですが、正式には、
無人航空機操縦者技能証明
という名前です。
自動車の運転免許とまったく同じもの、と考えるより、
「無人航空機を飛行させるために必要な知識や能力を証明する国家資格」
と考えたほうが分かりやすいと思います。
僕が取得したのは二等の技能証明です。さらに、より高度な飛行に対応する一等無人航空機操縦者技能証明もあります。
そして、実際に取得してみて思ったのが、
「思っていたより大変じゃん……」
ということでした(笑)。
僕、学科試験に一度落ちました。
ここは、資格取得を考えている方にはぜひ伝えておきたいところです。資格取得では、学科試験・実地試験・身体検査などの手続きがあります。僕は実地試験は一発合格しました。僕の場合は、試験前にインストラクターからポイントを教えてもらい、練習したことで一発で合格できました。(実は民間資格時代に、操縦経験もあったのですが)
「これなら学科試験も受かるな。」
と自信があったのですが、
僕、実は……
学科試験に一回落ちています(笑)。
「三肢択一式だし、過去問一回いくらいやれば受かるでしょ」
くらいに思っていたら、そんな甘いものではありませんでした。
航空法などの法律関係だけではなく、安全運航に関する知識など、覚えておかないと回答できない問題もあります。さらには、罰則や電波法、気象についての問題もあります。
そして試験会場に行ってみると、CBT方式。いわゆる「会場に行ってパソコンで受験する試験」という感じ。
いざ臨んでみると、
「あれ?思っていたよりちゃんとした試験じゃん……」
と思いました。
そして回答後はすぐに結果が表示されます。
不合格。
「え・・・?試験料8,800円払って(当時)、電車で1時間半かけてきたのに?」
*試験会場は選択できますが、僕の場合、試験会場は都市部にありました。
普通にへこみました🤣
その後、Amazonで再度問題集を買って勉強し直して無事に合格しました。
→僕が購入したのはこの本。5回分の想定問題があり、3回勉強して、わからないところは自分で調べて理解を深めました。
なので、
「ドローンは趣味の延長だし試験も簡単でしょ」
と思っている方がいたら、僕のように一度落ちる可能性もあります(笑)。
*学科試験の内容や制度は変更される場合があります。
*ちなみに身体検査は会場で受検する方法と書類で受検する方法があります。僕は自動車免許証を使った書類受検を選びました。会場に出向く必要がなく、費用も抑えられました。
じゃあ、資格取得を急がなくてもいい人は?
ここからが本題です。
僕自身の考えでは、趣味でドローンを飛ばしてみたい人全員が、いきなり資格を取る必要はないと思っています。
例えば、
- まずドローンを触ってみたい
- 趣味で空撮をしてみたい
- 飛行場所や飛行方法などのルールを確認したうえで、趣味として飛ばしてみたい
- ルールを守りながら、比較的シンプルな飛行をしたい
という人なら、
まずは資格が本当に必要なのか確認してからでも遅くない
と思います。
ドローンを買ったからといって、必ず資格取得しないと飛ばせない、というわけではありません。自動車の運転免許のように、「運転するなら必ず免許が必要」という制度ではないからです。
ただし、
「資格がない=何をしてもいい」ではありません。
ここは絶対に注意してください。
資格がなくても可能な飛行がある一方で、飛行する場所や方法によっては、別のルールが関係してきます。
「自分の土地だから自由に飛ばせる」というわけではありません。
逆に、資格を取ったほうがいい人
では、どんな人なら資格取得を考える価値があるのでしょうか。
僕は大きく分けて、こんな人だと思います。
仕事でドローンを使いたい人
仕事でドローンを使う場合、資格取得を検討する価値はかなりあると思います。
例えば、
- 空撮
- 点検
- 測量
- 建設
- インフラ管理
- 農業
- 災害対応
など。
もちろん、仕事でドローンを使う=必ず技能証明が必要という意味ではありません。
ただ、仕事として安全性や操縦技能を説明する必要がある場面では、資格があることがプラスになる場合があります。今後、クライアントから仕事を受注する際に「資格(技能証明)はありますか?」「資格証明を提出してください」と求められる場合があります。なぜなら、資格を持っていることは、一定の知識・技能を身につけていることを示す材料になります。
*僕が求人を見ている限り、無人航空機操縦士の資格を持っているからといって転職に有利になるというより、その業界の経験もしくは資格+無人航空機操縦者技能証明の方が大切そうです。例えば、測量士+無人航空機操縦者技能証明など。
より高度な飛行をしたい人
「ただ飛ばして写真を撮るだけ」ではなく、
もっと本格的な飛行をしたい
という人にも、資格取得は選択肢になると思います。
特に、飛行場所や飛行方法によっては、技能証明の有無が関係するケースもあります。
ドローンの世界は、
「機体を買った」
↓
「資格を取った」
↓
「どこでも飛ばせる!」
という単純なものではありません。
むしろ、
資格・機体登録・飛行ルール・許可承認などをセットで理解すること
が大切です。
僕が資格を取ってよかったと思うこと
では、資格を取った意味はなかったのか?
もちろん、そんなことはありません。
僕の場合は、資格を取るために勉強したことで、
ドローンを飛ばすことに対する見方が変わりました。
以前なら、
「ここ、ドローン飛ばしたら最高だろうな。」
だったところが、
「ここは大丈夫なのか?」
「この飛行方法は問題ないのか?」
「周囲に人はいないか?」
「天気は?風はあるか?」
と、一度考えるようになりました。
これだけでも、資格取得の意味はあったと思っています。
資格そのものだけではなく、安全に飛ばすための知識を体系的に勉強するきっかけになったということです。
そしてなにより、資格を取って、機体登録などを済ませて自宅の庭で初フライトしたとき、
「空から見る世界、最高にきれい!」
と感動しました。もっと飛ばしたい、山の上でも飛ばせないかな?ご来光の瞬間の映像を残したいなとワクワクしています。
さらに、資格にはお金も時間もかかります
ここは現実的な話。
資格取得には当然ながら、
お金がかかります。
そして、
時間もかかります。
試験を受けるための勉強も必要ですし、場合によっては講習なども必要になります。学科試験も身体検査も受験料がかかります。*僕は全部で大体トータル20~30万円くらいかかりました…。
「ちょっとドローンで遊んでみたい」
くらいの人にとっては、
資格取得が必ずしもコストに見合うとは限りません。
僕は資格を取得しましたが、だからといって全員に、
「絶対取ったほうがいいですよ!」
とは言いません。
むしろ、
何をしたいのかを先に考えてから取得する
ことをおすすめします。
「資格」と「飛ばせる場所」は別々に考えよう
ここまで読んで、
「じゃあ資格がなくても飛ばせるんだ!」
と思った方。
ここでもう一つ注意です。
飛ばせるかどうかは、資格だけで決まりません。
例えば、
「自分の土地だから大丈夫」
と思っていても、
その場所が航空法上どういう場所なのか、周囲に人がいるのか、第三者や第三者の物件等に影響がないか、どんな飛行方法なのかなど、別の条件を確認する必要があります。
このあたりはドローン初心者が一番混乱しやすいところだと思います。
僕も資格を取るまで、もっと単純なものだと思っていました。
じゃあ、僕ならどんな人に資格をおすすめする?
僕ならこんな感じで考えます。
| こんな人 | 僕の考え |
|---|---|
| とりあえずドローンを触ってみたい | まず資格なしで可能な範囲を確認 |
| 趣味でたまに飛ばしたい | 必要性を感じてからでもOK |
| 本格的な空撮をしたい | 取得を検討 |
| 仕事で使いたい | 取得を強く検討 |
| 点検・測量などで使いたい | 取得を検討 |
| より高度な飛行をしたい | 取得を検討 |
| ドローンの法律・安全知識を体系的に学びたい | 取得する価値あり |
もちろん、これはあくまで僕個人の考えです。
実際に必要な資格や許可・承認については、飛行する機体や場所、方法などによって変わります。
まとめ
ドローンの資格について、僕なりにまとめると、
「ドローンを飛ばす人全員に資格が必要なわけではない。でも、資格を取る意味がないわけでもない」
というのが僕の答えです。
特に重要なのは、
「資格が必要か?」
だけではなく、
「どこで、どんな機体を、どんな方法で飛ばしたいのか?」
を考えること。
趣味でちょっと飛ばしてみたいだけなら、まずは資格が必要なのかを確認する。
一方で、仕事で使いたい、本格的な空撮をしたい、より高度な飛行をしたいという人なら、資格取得を検討する価値は十分にあると思います。
そして何より、
資格を取れば何でもできるわけではありません🤣
僕自身、一度学科試験に落ちています。
お金も時間もかかりました。
それでも、ドローンを安全に飛ばすための知識を勉強できたことは、取得してよかったと思っています。
これからドローンを始める方は、
「資格を取らなきゃ!」
と最初から考えるのではなく、
「資格を取ることを目的にするのではなく、「ドローンで何をしたいのか」
を先に考える。僕はそれが一番大切だと思っています。
ちなみに僕は現在、DJI Air 3Sを持っています。
https://amzn.asia/d/061Tp3IH
初めてのドローンとして、なぜこの機体を選んだのか。
その理由については、次回以降の記事で詳しく書きたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
※この記事について
ドローンに関する法律や制度は変更されることがあります。
この記事では僕自身の経験や考えも紹介していますが、実際にドローンを飛行させる際には、国土交通省などの最新の公式情報を確認してください。
ドローンを飛ばす前に確認したい公式情報
・国土交通省「無人航空機操縦者技能証明等」
・国土交通省「無人航空機の飛行許可・承認手続」
・DIPS2.0(ドローン情報基盤システム)


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